みなさまこんにちは。
先日お寺で使う蝋燭に関しての作業をしていました。お寺の永代経法要や報恩講法要では「和蠟燭」を使用します。その蝋燭も使いまわしをせずに、毎回「初事である」という気持ちを込めて、その都度新しい蝋燭に火をつけます。当然、途中で使い終わってしまいますので、あまりがどんどん増えていくことです。そこで、近年はカートリッジ交換式の蝋燭をいうものがありますので、使い終えたカラのカートリッジに法要使用で余った和蝋燭を良いサイズに加工して新しい蝋燭として再利用しています。
ひとつのものをできるだけ最後まで使い続けることは大事な心得です。もちろん「勿体ない」ということでもありますが、私個人的には「工夫をする楽しさ」を大事にしています。
工夫というのは「あれこれ考えて(自分にあった)方法を探す」ということです。最近では「SDG’s」という言葉があるように、何でもかんでも消費して捨ててしまうだけでなく、長い目で見てゆく中で、世界規模で継続して良く過ごしてゆける世界を目指しています。そんな中、小さなことでも細かなことでも、工夫して過ごすということは、みんなが良く過ごしてゆける世界へと続いてゆくのではないかと思います。
そしてまた、ここでいう楽しさは「ある程度それで納得する」ということです。世の中なんでもかんでも自分の思い通りであれば、工夫はいらないかもしれません。しかしながら、なかなか自分の思い通りにはいきませんので、工夫しながらある程度納得することは必要ではないでしょうか。もし、うまくいってそうな人がいたならば、もしかしたら「ある程度で納得している人」かもしれませんね。
全て完璧にとはいきませんし、たぶん自分が目指し、想像した結果にはならないかもしれませんが、それでも自分の出来ることから、工夫をしながら楽しませてもらったらよいのではないでしょうか。
それでは、工夫をしながら楽しんで「あたらしい蝋燭」を作っていきたいと思います。

浄土真宗本願寺派・光國寺 有澤正行


